調査会社の米In-Statは米国時間2008年10月6日,Wi-Fiに対応した消費者向け電子機器の普及状況に関する調査結果を発表した。それによると,Wi-Fi対応機器の出荷台数は,2007年から2012年までの間に年平均成長率26%で増加し,約2億9400万台から約10億台に拡大する見込み。

 Wi-Fiへの対応が最も進んでいるのは携帯電話。2011年には,Wi-Fiチップ搭載機器の出荷台数でデュアル・モード携帯電話がノート・パソコンを抜いて1位になる見通し。同社アナリストのVictoria Fodale氏によると,今後,デジタル・テレビのWi-Fi対応も拡大するという。

 米メディア(CNET News)によると,Wi-Fiの普及が進んでいる要因は,ここ数年間でWi-Fiハードウエアの価格が大幅に下がったことや,バッテリ寿命が劇的に改善されたことだという。