アイシェアとワイズスタッフのアンケート調査によると、小中学生や高校生の子供に携帯電話を持たせている親の72.3%は、子供がどのようなWebサイトを利用しているか知らないという。また電子メールの利用頻度についても、どのくらい使っているか分からないという人が30.2%いた。

 子供に携帯電話を持たせてよかったと思うかを尋ねたところ、「大変そう思う」という回答が15.4%、「まあそう思う」が59.8%で、肯定的な意見が大半を占めた。特に小学校低学年では88.2%の親が肯定的だった。

 「有害」と判断したWebサイトを閲覧できないようにするフィルタリング・サービスの利用率は小中学生では50%前後、高校生は17.6%で、全体の平均は34.3%だった。

 一方、子供に携帯電話を持たせている親の59.8%は、使い方についてのルールを決めており、そのうち82.2%の家庭で「ルールはよく守られている」という。具体的なルール内容は「料金の上限」「利用時間や相手の制限」に加え、「自分の部屋に持ち込ませない」「リビングでしか使わない」など、親の目の届く場所で使わせるというものが多かった。

 携帯電話を与えることで親子のコミュニケーションは変化したかと聞くと、「特に変わらない」が81.1%だった。「よくなった」が15.4%でこれに次ぎ、「悪くなった」という回答は1割未満だった。

 調査は9月5日にインターネット上で実施した。有効回答数は288。子供の携帯電話所有率は、小学校低学年で15.9%、高学年で39.3%、中学生で59.4%、高校生で95.9%。

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