楽天リサーチが実施した医療保険とがん保険に関する調査によると、現在加入している医療保険やがん保険を見直したいと考えている人が4割以上にのぼることがわかった。

 現在医療保険やがん保険に加入している人に見直しの意向を尋ねたところ、「やや見直したい(将来的に見直しを考えている)」が33.9%、「ぜひ見直したい(絶対に見直すつもりである)」が9.7%となり、合わせて43.6%の人が見直し意向をもっている。一方、「あまり見直したくない(当分見直すつもりはない)」は22.2%、「全く見直したくない(絶対に見直さない)」は3.4%だった。

 医療保険とがん保険の加入の有無については、「医療保険に加入している」が38.3%、「医療保険・がん保険の両方に加入している」が37.6%だった。がん保険単体での加入は7.5%と少なく、「医療保険・がん保険のいずれにも加入していない」は14.8%だった。年代別に見ると、20代と30代では、医療保険のみでの加入が多かったのに対し、40代以降では、医療保険とがん保険の両方への加入が多かった。

 加入している保険会社は「アフラック」(31.1%)がトップ。以下、「共済」(23.6%)、「アリコジャパン」(14.7%)、「日本生命」(11.5%)、「第一生命」(9.6%)と続く。

 月々の保険料は、「3000―5000円未満」が24.8%でトップ。「5000―7000円未満」(14.9%)、「1000―3000円未満」(14.5%)、「10000―15000円未満」(14.4%)と続き、10000円未満が全体の68.2%を占める。

 医療保険とがん保険の選択のポイント(複数回答)は、「病気での入院給付金日額が十分である」が73.5%。以下、「保険料が安い」が46.4%、「保障が一生涯続く」が46.0%、「ケガでの入院給付金日額が十分である」が44.4%、「十分な手術給付金がある」が42.3%。

 将来的に不安を感じる病気(複数回答)は、「がん」が76.7%でトップ。続いて、「脳卒中」(50.6%)、「心筋梗塞」(49.6%)、「糖尿病」(36.1%)、「高血圧」(29.7%)と、生活習慣病系の病気が上位を占めている。

 医療保険やがん保険の資料請求のきっかけ(複数回答)で最も多かったのは、「病気やけがへの不安があるから」(63.5%)。「自分の年齢を考えて」(39.0%)、「結婚や出産などの大きな節目に」(16.6%)と続いた。また、実際に保険に加入したきっかけも、上位3項目はまったく同じだった。

 調査は8月21日―25日の期間、医療保険またはがん保険に加入しているか、興味を持っている20歳―60歳代の男女に対してインターネットで実施。各年代および性別から均等に、計1000人をサンプルとした。

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