不動産経済研究所がまとめた8月のマンション市場動向調査によると、首都圏の新築マンション発売戸数は前年同月比38.8%減の2041戸。12カ月連続で前年実績を下回った。地域別にみると千葉、埼玉で発売戸数が7割減となった。

 契約戸数は1447戸。月間契約率は70.9%と前月から17.4ポイント上昇した。1戸あたりの平均価格は前年同月に比べ21%増の4799万円。1m2あたりの単価は67万6000円で同25.4%上昇した。

 同日発表した近畿圏の新築マンション発売戸数は前年同月比7.9%増の1161戸。契約戸数は690戸で、月間契約率は59.4%と前月より3.1ポイント上昇した。1戸あたりの平均価格は前年同月比14.6%増の3648万円と2カ月ぶりに増加した。1m2あたりの単価は同15.2%増の49万4000円と12カ月連続で増加した。

 9月の新築マンション発売戸数は首都圏で4000戸程度、近畿圏で3000戸程度の見込み。

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