日本ブランド戦略研究所の調査によると、日本企業のWebサイトのうち価値が最も高いのはトヨタ自動車で、評価額は1422億円となり、7年連続トップだった。次いで全日本空輸(ANA)が1091億円。以下は本田技研工業(ホンダ)が866億円、日本航空(JAL)が764億円、松下(電器産業/電工)が713億円となった。
JAL、ANAに加え運輸/レジャー分野の企業は評価額の高いサイトが多く、JTBが575億300万円で7位、JR東海が552億1600万円で9位、JR東日本が503億8100万円で10位、日本郵政グループの日本郵便(郵便事業)が387億700万円で12位、東京ディズニーリゾートが299億円で16位となった。
また情報/通信分野の企業をみると、NTTドコモが658億4700万円で6位となったほか、au(KDDI)が384億800万円で13位、フレッツ(NTT東日本)が329億6600万円で15位に入った。自動車分野からはトヨタ、ホンダに加え、日産自動車が557億200万円で8位となった。
趣味/娯楽分野からはベネッセコーポレーションが283億5400万円で19位、食品/飲料分野からはキリン(ビール・ビバレッジ)が368億6800万円で14位、サントリーが274億4500万円で20位に入った。流通分野ではユニクロが291億5300万円で17位だった。金融分野からは野村証券が496億7900万円で11位、大和証券が286億2200万円で18位に入った。
調査は合計11分野の大企業255社を対象に行った。6月に約1万9100人の消費者にアンケートを実施し、サイトごとのアクセス状況、好感度、商品購入に与える効果、商品購入後の利用などを調べた。併せて各社の決算報告書を調査し、サイトが事業に貢献した度合いを推計した。
順位 | 企業名・ブランド名 | Webサイト価値 (百万円) |
1 | トヨタ自動車 | 142,178 |
2 | 全日空(ANA) | 109,113 |
3 | 本田技研工業(ホンダ) | 86,562 |
4 | 日本航空(JAL) | 76,446 |
5 | 松下(電器産業・電工) | 71,347 |
6 | NTTドコモ | 65,847 |
7 | JTB | 57,503 |
8 | 日産自動車 | 55,702 |
9 | JR東海 | 55,216 |
10 | JR東日本 | 50,381 |
11 | 野村證券 | 49,679 |
12 | 日本郵便 | 38,707 |
13 | au(KDDI) | 38,408 |
14 | キリン(ビール・ビバレッジ) | 36,868 |
15 | フレッツ(NTT東日本) | 32,966 |
16 | 東京ディズニーリゾート | 29,900 |
17 | ユニクロ | 29,153 |
18 | 大和證券 | 28,622 |
19 | ベネッセコーポレーション | 28,354 |
20 | サントリー | 27,445 |
■関連情報
・日本ブランド戦略研究所のWebサイト http://japanbrand.jp/