図表1●「スタジオジブリ」および関連映画サイトの訪問者数推移 (2004年4月~2008年7月、家庭のPCによるアクセス)
図表1●「スタジオジブリ」および関連映画サイトの訪問者数推移 (2004年4月~2008年7月、家庭のPCによるアクセス)
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図表2●主要映画公式サイト訪問者の性別・年齢別構成比(家庭のPCによるアクセス)
図表2●主要映画公式サイト訪問者の性別・年齢別構成比(家庭のPCによるアクセス)
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 ネットレイティングスは8月26日、2008年7月におけるインターネット利用動向を一部邦画の公式Webサイトなどに絞ってまとめ、調査結果レポートとして発行した。スタジオジブリが7月に公開した「崖の上のポニョ」の公式サイトは訪問者数99万5000人を記録し、同社作品の公式サイトとして過去最高となった。

 スタジオジブリ公式サイトの訪問者数は112万3000人となり、「崖の上のポニョ」効果で前月11万4000人の約10倍に急増した。過去作品の公開月サイト訪問者数は、「ハウルの動く城」(2004年11月公開)が70万1000人、「ゲド戦記」(2006年7月公開)が44万4000人だった(図表1)。

 「崖の上のポニョ」公式サイト訪問者の57%を女性が占めた。年代別では30代(34%)、40代(29%)が多い。

 ほかの映画については、2008年上半期の邦画興行収入1位となった「相棒-劇場版-」(5月に最多訪問者数31万1000人を記録)公式サイトの訪問者は男性が多く、過半数が40代以上。6月末公開の「花より男子ファイナル」(7月の訪問者数は57万6000人)公式サイトは、訪問者の85%が女性で、19歳以下が38%を占めた(図表2)。

 各映画の興行収入は「相棒-劇場版-」が44億円、「花より男子ファイナル」が約70億円、「崖の上のポニョ」が約100億円。ネットレイティングスは、観客動員数と公式サイト訪問者数とのあいだに相関関係が存在する可能性を指摘している。

■関連情報
・ネットレイティングスのWebサイト http://www.netratings.co.jp/