調査会社の米JupiterResearchは現地時間2008年7月7日,米国ブロードバンド電話市場の成長予測を発表した。それによると,ブロードバンド電話の契約者数は,2007年の1470万人から2013年には2840万人にほぼ倍増する見込みだ。この成長をけん引するのはケーブルテレビ(CATV)事業者で,VoIPサービスの契約者数は2倍近くに拡大するという。

 CATV統括運営会社(MSO)は,テレビ,インターネット,電話を組み合わせた競争力の高いトリプル・プレイ・サービスに注力することで,音声サービス市場における勢力を維持している。実際,MSOのVoIPサービスに加入している人の47%は,トリプル・プレイ・サービスが契約決定の大きな要因となったと回答したという。

 したがってVoIP専門の事業者は伸び悩む可能性が高い,とJupiterResearchは予測している。

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