調査内容 2008年4月に導入したノート・パソコン
調査時期 2008年5月中旬~下旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 3135件(1051件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数


 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に行った調査で,2008年4月に導入したノート・パソコンのメーカーと台数を聞いた(複数回答)。導入ユーザー数はデルが2007年3月実績(4月調査)以来14カ月連続トップ。メーカー別導入台数はNECが2007年12月実績以来の首位である。

 2008年4月のノート・パソコンの1回答平均導入台数は49.5台で前月比約13%減。集計上有効とした一般業種での「1回答で1メーカー製品を1000台以上」の大量一括導入回答を除外すると,1回答平均39.1台で前月2008年3月実績(39.0台)と横ばいである。

 なお,この大量一括導入回答を除くと1位と2位の差が詰まるものの,順位は変わらない。前月2008年3月実績には1回答で6000台という大量一括導入があり,これを除くと首位はNECだった。NECが“実質”2カ月連続でノート・パソコンのメーカー別導入台数トップということになる。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,回答者の勤務先の情報システムの構成要素としてのパソコン・サーバーの導入状況を聞いた。当該月に正式発注や契約など購入が確定したもののみが対象で,「過去に発注済みのパソコンが当該月になって納品されたもの」「回答者の個人用パソコンの購入」は除外している。
 2007年2月調査(2007年1月の導入実績)の記事まで,「x社のノート・パソコンをy台導入した」という回答1件を,x社についての「購入製品のメーカー数」1件と表現してきたが,2007年3月調査の記事から,x社についての「ユーザー数」1件という表現に変更した。つまり「ユーザー数イコール有効回答数」であり,導入したノート・パソコンの実利用者数を聞いたものではない。
 また,本調査では1企業・組織からの複数の回答を有効としている(「所属企業・組織で情報システムを担当している」と明示した回答者であれば,「全社情報システム部門」に限定せず,「事業所」や「部門」や「ワークグループ」の情報システム担当者も,有効な回答者として認めている)ため,「ユーザー数イコール導入企業数」とは断言できない。
 2006年12月調査から「業種がコンピュータ関連で,当該メーカーの全導入台数の過半数を占める」大量一括導入の回答など,異常値と見られる回答を無効として集計対象外とした。この結果2008年5月調査では,ノート・パソコンでは100台(1回答あたり約0.3台に相当)分の回答を,無効として集計対象から除外してある。
 調査実施時期は2008年5月中旬~下旬,調査全体の有効回答は3135件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は1051件。

図●前月(2008年4月)のノート・パソコンの導入台数(n=325)