米Nielsenは米国時間2008年6月12日,モバイル・デバイスを用いた商品/サービス購入に関する調査結果を発表した。それによると,2008年第1四半期の時点で,米国携帯電話加入者の3.6%にあたる920万人が携帯電話から商品/サービスを購入した経験があった。また,データ・サービス利用者の49%は,今後モバイル・コマースを利用する可能性があると回答している。

 2008年4月の統計では,モバイル・インターネット利用者4000万人のうち,500万人がショッピング・サイトやオークション・サイトにアクセスしていた。2007年4月の290万人と比較すると,73%増加している。また,テキスト・メッセージング・サービスで商品/サービスを購入したことがあるユーザーは650万人にのぼった。

 男女別でみると,男性のほうがモバイル・コマースをよく利用する傾向があり,男性の4.5%(490万人)に対して,女性は3.0%(430万人)だった。年齢別では25~34歳の年齢層が最も利用率が高く,5.4%(300万人)だった。

 一方,モバイル・コマースを利用しない理由は,「セキュリティに対する懸念」が41%で最も多く,続いて「接続料金」(23%),「手続き完了確認に対する不安」(21%)となっている。

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