電通が発表したコンシューマのメディア接触行動に関する調査結果によると、40―50歳代のインターネット利用者にもWebサイトなどとマスメディアを連動させて情報収集する行動が増えたという。

 全体のうち「最近1カ月以内に広告を見てキーワード検索した」人は67.7%いた。最も比率が高かった年代/性別は30代男性の76.7%だが、40代男性も75.6%、50代男性も67.4%と高く、最も低い50代女性でも44.6%だった。

 新聞/雑誌の広告をきっかけに企業/商品の公式サイトにアクセスする行動も40代、50代に多く見られる。同社は、マスメディアから得た情報をきっかけにWeb検索や企業サイト訪問などを実行するクロスメディア型メディア接触行動が全世代に広がってきたと指摘する。

 「テレビで見た内容をすぐネットで調べることがある」人が全体の38.3%、「気になったテレビCMを企業/商品の公式サイトでもう一度見たことがある」人が同31.7%など、テレビはインターネットアクセスのきっかけになっていた。帰宅直後の行動を尋ねたところ、「すぐテレビをつける」(39.8%)と「すぐパソコンを立ち上げる」(31.9%)という回答が得られ、パソコンが生活に密着してきたことが分かる。

 10代はほかの世代に比べテレビに対する関心が高かった。また、10代女性の32.1%が「携帯小説を読んだことがある」、42.9%が「携帯電話のメールは両手で入力する」などと答え、携帯電話の利用方法に特徴があった。

■関連情報
・電通のWebサイト http://www.dentsu.co.jp/