米Nielsen Onlineは英国時間2008年6月9日,英国の消費者を対象にインターネットの利用状況について2008年4月に調査した結果を発表した。それによると,1年前の調査結果と比べて,ネット・ユーザーがオンラインで過ごす時間が4%増えているという。

 ユーザーが利用しているサイトをカテゴリ別にみると,消費者が作成する「CGM(コンシューマー・ジェネレイテッド・メディア)」を利用する時間が前年同月から47%増えたほか,「検索」が同13%,「エンタテインメント」が同8%増えた。一方,「コミュニケーション」サイトの利用時間は同10%減少し,「コンテンツ」サイトも同3%減った。

 前年同月比の利用時間が最も増えたのは,ソーシャル・ネットワークやブログといった「メンバー・コミュニティ」サイトで前年同月から13億分増えた。「オンライン・ゲーム」サイトが同5億分増で続いた。最も利用時間が減ったのは「インスタント・メッセージング」で同10億分短くなった。「スポーツ・サイト」も同2億分減少している。

 利用時間をサイト別にみると,1位はインスタント・メッセージングの「MSN/Windows Live Messenger」で24億分。前年同月から8億分減ったが首位を維持した。2位になったコミュニティ・サイトの「Facbook」の利用時間は24億分で同19億分増加している。3位以降は,「eBay」「Google Search」「YouTube」「MSN/Windows Live Hotmail」「Windows Media Player」「iTunes」「Yahoo! Mail」「AOL Email」が続いた。

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