電気通信事業者協会(TCA)は2008年6月6日,2008年5月末時点の携帯電話・PHS契約数を発表した。新規契約から解約数を差し引いた月間純増数はソフトバンクモバイルが13カ月連続でトップを維持した。同社の5月の純増数は17万3700で,2位のKDDIに約10万の差を付けた。

 ほか3社の月間純増数は,2位のKDDIが7万2400増,3位のNTTドコモが6万900増,4位のイー・モバイルが5万1500増だった。4社合計の純増数は35万8400で,4月の月間純増数の26万2700から盛り返した。2007年5月の月間純増数(38万3500)と比べても伸びを維持している。番号ポータビリティ(MNP)による転入出状況は,ソフトバンクモバイルが2万9300,KDDIが2万8500,イー・モバイルが400の転入超過,NTTドコモが5万8300の転出超過である。

 このほか,各社が公表している一部サービスの契約数は以下の通り。NTTドコモの端末1台で2契約できるサービス「2in1」の契約数は前月比2万1100増で27万4100。イー・モバイルのEMチャージ(プリペイド)の契約数は前月比800増の5800,EMnet(携帯電話機向けのインターネットとメールのサービス)の契約数は同3100増の2万3100である。

 2008年5月末時点の携帯電話全体の契約数は1億334万5600。各事業者の累計契約数は1位のNTTドコモが5354万4500,2位のKDDIが3029万2900,3位のソフトバンクモバイルが1895万2800,4位のイー・モバイルは55万5400である。PHS事業者のウィルコムは前月比1万1200増で,累計契約数は461万3900。

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