ネットエイジアは5月28日、シニア世代における電子書籍の利用状況について調査した結果を発表した。それによると、有料もしくは無料の電子書籍を利用したことがある人は24.6%で、全体の約4分の1を占めた。また男性の場合は利用経験者が30.8%を占め、全体平均を上回った。

 電子書籍の利用経験者に満足度を尋ねると、最も多かったのは「どちらともいえない」(50.4%)で、「満足派」は25.2%、「不満足派」は24.4%だった。不満理由(複数回答)のトップは「読みにくい・見づらい」(53.3%)、次いで「利用料金が高い」(40.0%)だった。ほかには、「書籍の検索が面倒」(26.7%)や「自分の好きなジャンルが少ない」(23.3%)という回答が目立った。

 読んだことのあるジャンル(複数回答)は、「小説」(54.5%)と「コミック」が(39.0%)が多い。性別でみると、男性は「小説」(58.4%)がトップであるのに対し、女性は「コミック」(58.7%)だった。

 今後の利用意向については、利用に積極的な回答者は19.0%で、女性(22.0%)が男性(16.0%)を上回った。利用に消極的な回答者に理由(複数回答)を尋ねると、「本で読むほうが好きだから」(48.7%)や「読みにくい」(42.3%)を挙げる人が多かった。

 調査は5月21─23日にかけて、50─79歳の男女500人を対象にアンケートを実施したもの。

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