地上デジタル放送受信機の累積出荷台数が,3500万台にあと一歩と迫った。電子情報技術産業協会(JEITA)が2008年5月26日に発表した4月の国内出荷実績によると,4月末までの累積出荷台数は3462万台となった。

 製品別の内訳は,デジタルテレビ受像機が2140万9000台(液晶テレビが1782万7000台,プラズマテレビが286万1000台,ブラウン管テレビが72万台),デジタルレコーダー(DVDレコダー)が624万7000台,ケーブルテレビ(CATV)用STB(セットトップボックス)が540万7000台,外付けチューナーが46万7000台,チューナー内蔵パソコンが109万台である。累積出荷台数が5月中に3500万台を突破するのは確実な状況だ。

 またJEITAの発表によると,4月の国内出荷台数は100万5000台だった。製品別の内訳は,デジタルテレビが前年同月に比べて8.5%増加の65万9000台(液晶テレビが同8.8%増加の56万4000台,プラズマテレビが同7%増加の9万5000台),デジタルレコーダーが同20.6%減少の17万2000台,CATV用STBが同27.1%増加の11万9000台,外付けチューナーが同90.3%増加の1万3000台,チューナー内蔵パソコンが同0.9%減少の4万3000台だった。なおブラウン管テレビは2007年以降ほとんど出荷がないため,2008年3月で調査を終了した。