米Yahoo!は米国時間2008年5月21日,飛行機内における携帯電話の利用に関する調査結果を発表した。 それによると,機内では通話以外の音がしない機能を利用したいという回答者が60%に達した。具体的には「テキスト・メッセージ」(38%),「ゲーム」(29%),「電子メール」(28%)などが挙げられた。

 機内における携帯電話の利用は,通話以外に限定すべきと考える回答者が大多数を占める一方,地域によって若干のばらつきがあった。最も多いのは米国西部の83%,最も少ないのは南部の69%だった。また,米国中西部は73%,北東部は72%となった。

 機内で携帯電話の利用が認められている場合,通話を行うのは機内の指定エリアに限定すべきという回答者は69%にのぼった。高齢層(76%)や女性(73%)の方が,若年層や男性(いずれも64%)と比べ,その傾向が強い。

 また,機内における携帯電話の用途も年齢層によって特徴がある。携帯電話で「メール・チェック」をしたいという回答者は,35~44歳の43%が最も多かった。一方,18~34歳では,「テキスト・メッセージング」(62%)や「インスタント・メッセージング」(29%)を挙げる回答者が多かった。

 調査は,米Harris Interactiveに依頼して,4月29日~5月1日にかけて実施したもの。飛行機を利用したことがある携帯電話利用者1778人を含む,米国成人2030人を対象に行った。

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