毎月デジカメ市場に関する統計データを公表するCIPA。2月にフィルムカメラを統計の対象外とすることを明らかにしている
毎月デジカメ市場に関する統計データを公表するCIPA。2月にフィルムカメラを統計の対象外とすることを明らかにしている
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 業界団体であるCIPA(カメラ映像機器工業会)は2008年4月30日、3月のデジタルカメラの生産および出荷実績を公表した。CIPAには国内の大手メーカーらが参加しており、毎月デジカメ市場の規模に関する統計データを集計している。国内市場は、年末商戦が終わった1月に出荷量が落ち込み、2~3月にかけてV字回復するのが通例。2008年も同じ傾向をたどり、1月は約60万台、2月は約85万台だったのが、3月には約121万台を出荷した。2007年12月以来、3カ月ぶりに100万の大台に乗った。

 内訳は、コンパクト機を中心とするレンズ一体型が約108万台で、デジタル一眼レフ型が約13万台。画素数別にみると、800万画素以上が約109万台と全体の9割を占める。1年前には3割に過ぎず、この1年で急激に高画素化が進んだ。

 CIPAは、一眼レフ用のレンズについても、生産および出荷実績を毎月公表している。3月はデジタル一眼レフ対応製品を約13万台出荷。本体であるデジタル一眼レフとほぼ同数のレンズが、売れたことになる。