電子情報技術産業協会(JEITA)は2008年4月24日、2008年3月および2007年度(2007年4月から2008年3月)の国内パソコン出荷統計を発表した。2008年3月の出荷台数は121万3000台、出荷金額は1388億円。2007年度の出荷台数は930万1000台で、出荷金額は1兆1346億円だった。

 2008年3月の内訳は、出荷台数121万3000台のうち、ノートパソコンは83万8000台、デスクトップは37万5000台。ノートの割合は69.1%で、単月実績としては過去最高。JEITAでは、「ビジネス市場において、年度末の追い込みや大型案件の増加により堅調だった」とコメントしている。出荷金額の内訳は、ノートが987億円、デスクトップが401億円だった。

 2007年度については、出荷台数930万1000台のうち、ノートは603万5000台、デスクトップは326万6000台。ノートの割合は64.9%で、年度実績では過去最高。

 2007年度の傾向としてJEITAでは、「コンシューマー市場は、新OSの買い替え需要やノートの販売好調により、1年を通じて堅調に推移。また、上位モデルとエントリーモデルの二極化が進んだ。ビジネス市場においては、上半期は買い替えサイクルの谷間だったため伸び悩んだが、下半期は買い替え需要の回復と大型案件の増加により、堅調になった」としている。また、ビジネス市場においても、新OSへのリプレースが徐々に進んでいると分析している。

 地上デジタルチューナー内蔵パソコンの出荷台数は、2008年3月は3万7000台、2007年度では39万台だった。