米Yahoo!の求職者向け検索サービス「Yahoo! HotJobs」は米国時間2008年4月23日,米国でワイヤレス機器を使って働く人を対象に実施した調査結果を発表した。それによると,職場におけるワイヤレス機器の導入が進んでおり,従業員はワイヤレス機器で会社とつながっていることにストレスを感じないようになってきているという。

 調査は,米国でワイヤレス機器を使って働く1465人を対象にオンラインで実施したもの。回答者の37%は,ワイヤレス機器で会社とつながっていることに「ストレスよりも安心を感じる」としており,42%は「ワイヤレス機器の使用について特に意識をしておらず,安心やストレスを感じることもない」としている。

 調査の結果,回答者の38%は「ワイヤレス機器は不可欠なもの」だと考えていることが明らかになった。「仕事以外で複数のワイヤレス機器を使っている」とする回答者は55%だった。

 「職場がワイヤレス機器を使ったリモート・ワークをサポートしている」とする回答者は55%で,28%は,「ワイヤレス機器によってリモート・アクセスできることで,より効率的に働くことができる」としている。

 このほかにも,回答者の約4分の1は,「ワイヤレス機器を使わないのは就寝時だけ」と回答している。「職場にいないときには100%オフライン状態になる」とする回答は5%にとどまり,前年の8%から3ポイント低くなった。

 HotJobsによれば,ワイヤレス機器の普及にともない,エチケットの欠如が問題視されているという。回答者の18%は,「マナーが悪かったために非難された経験がある」としている。

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