米comScoreは米国時間2008年4月16日,米国におけるオンライン・ビデオ視聴に関する調査結果を発表した。それによると,2008年2月は米国インターネット・ユーザーの72.8%(約1億3500万人)がオンライン・ビデオを視聴しており,ビデオの総視聴本数は100億本を上回った。この本数は前年同月から66%増加しており,日数が2日少なかった1月からも3%伸びている。1人当たりの平均視聴時間は204分だった。

 サイト別の視聴ビデオ本数をみると,米Googleが約36億本(視聴ビデオ総数の35.4%)で首位を維持した。このうちの96%はYouTube.comで視聴されたものだった。2位は米News傘下のFox Interactive Mediaで,視聴本数は5億8600万本(同5.8%)。3位は米Yahoo!の2億9312万本(同2.9%),4位は米Microsoftの2億9308万本(同2.9%)だった。

 視聴者数ベースでも,Googleが視聴者数8180万人(1人当たり平均視聴時間は109分)で首位を維持。2位に5570万人のFox Interactive Media(同10.9分),3位に3710万人のYahoo!(同16.6分),4位に2710万人のMicrosoft(同18.8)が続いた。視聴者ベースで10位に入った米ABC.comは,1人当たり平均視聴時間が51.2分と長かった。

 2月に視聴されたオンライン・ビデオ1本当たりの長さは平均2.7分。視聴本数は1人当たり平均75本だった。

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