米eMarketerは米国時間2008年3月18日,今年の米国オンライン広告市場の総売上高見通しを258億ドルに下方修正した。2007年10月時点では275億ドルを予測していたが,減速傾向にある経済の影響を反映し,予測を変更した。

 予測修正後でも前年の売上高を22.7%上回り,高い成長率を維持する。その後,2009年~2011年は約16%~17%の成長率で推移するが,2012年には24.4%に回復するとeMarketerはみる。

 有料検索広告などの既存インターネット広告が好調を維持する中で,オンライン動画広告が急拡大することに加え,景気復興が2012年の市場成長を後押しする。

 eMarketerのシニア・アナリストであるDavid Hallerman氏は,「経済の減速によって他の広告媒体が低迷しても,オンライン広告は成長し続けるだろう」と述べた。

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