発表資料から
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 調査会社のガートナージャパンは2008年3月18日,2007年1月から12月の国内における携帯電話端末の販売台数が過去最高の5230万台に達したと発表した(発表資料)。音楽再生機能やワンセグ放送受信機能などによる買い替え需要が拡大したことが原因だという。

 メーカー別のシェアは,シャープが昨年比4.7ポイント向上の24.7%で1位,パナソニックは昨年比0.8ポイント低下の12.4%で2位,富士通は昨年比3.2ポイント向上の11.1%で3位となった。

 2007年は第1四半期から第3四半期にかけて販売台数が対前年同期比2桁の成長を記録した一方で,第4四半期には前年割れとなり,買い替え需要の収束傾向が見られる。ガートナージャパンでは,NTTドコモとKDDIが導入した新販売方式の影響により,ユーザーは長期にわたって同じ端末を利用することを想定し,より一層こだわりを持って機種を選択するようになっていると見ている。その結果,人気機種とそうでない機種が明確に別れ,2008年のメーカーを取り巻く環境はこれまでよりも厳しくなるとしている。