モバイル・エンターテインメント大手のカナダMagmic Gamesと調査会社の米Information Solutions Groupは,モバイル・エンターテインメントの利用状況に関する調査結果を,米国時間2008年2月19日に発表した。それによると, コンピュータやゲーム機といったほかのハードウエアと比べ,スマートフォンでゲームをする頻度が最も高いという回答者が51%を占めた。また女性に限定した場合,その割合は60%に達した。

 スマートフォン利用者の65%は,ゲーム,音楽,カスタマイズ機能といったモバイル向けエンターテインメント製品を,少なくとも3カ月に1度は購入していた。

 スマートフォン向けゲームとして最も人気が高いのはパズル類で,回答者の60%が「テトリス」や「数独」などを楽しんでいる。

 スマートフォンでのゲーム利用を好む回答者の91%は,もう従来の携帯電話でゲームをしたいとは思わないと述べている。スマートフォンの利点としては,画像品質,ディスプレイの大きさ,操作とダウンロードのしやすさなどが挙げられた。

 Magmic Gamesパブリッシング担当執行副社長のNicholas Reichenbach氏は,「調査から,『BlackBerry』などのスマートフォンがモバイル・エンターテインメント分野に大きな影響力を持つことが分かった。メーカーは,スマートフォンで快適なエンターテインメント環境を提供することで,より多くのユーザーを引きつけることができるだろう」と述べている。

 調査は,スマートフォン向けにゲームや音楽を購入したことがあるスマートフォン利用者3750人以上(回答者の83%が22~49歳)を対象に実施した。41%が平日でもゲームを楽しんでおり,そのうち69%は主に昼休みや休憩時間にゲームをしている。

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