米Nielsenは米国時間2008年1月28日,世界のオンライン・ショッピング動向に関する調査結果を発表した。それによると,インターネット・ユーザー全体のうちオンラインで商品を購入した経験のあるユーザーの割合は,2005年の約10%に対し,2007年には85%超に急拡大した。

 オンライン・ショッピング経験者の割合が最も高い国は韓国(同国内インターネット・ユーザーの99%)。英国,ドイツ,日本(いずれも同97%)や米国(同94%)などもオンライン・ショッピング経験者が多い。

 過去3カ月にオンラインで最も購入された商品は「書籍」(41%)だった。これに「衣料/アクセサリ/靴」(36%),「ビデオ/DVD/ゲーム」(24%),「航空券」(24%),電子機器(23%)などが続いた。

 決済手段については,オンライン購入者の60%が「クレジット・カード」を使用。4分の1が「PayPal」を利用し,「デビット・カード」は英国(59%)と米国(40%)で利用率が高い。

 また,「ほとんど同じサイトで商品を購入する」というオンライン・ショッピング・ユーザーは60%にのぼった。「新規ユーザーの最初のオンライン購入体験が重要であることを示している」(Nielsen,Customized Research担当バイス・プレジデントのBruce Paul氏)。

■2007年12月におけるECサイトのトップ10
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順位  サイト名         ユニーク・   リーチ率
                      ユーザー数
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 1   eBay             124,132,042    36.1%
 2   Amazon            99,863,339    29.1%
 3   Target            37,717,553    11.0%
 4   Wal-Mart Stores   36,994,959    10.8%
 5   Best Buy          24,089,267     7.0%
 6   Circuit City      19,725,537     5.7%
 7   Sears             17,651,868     5.1%
 8   ToysRUs           17,610,395     5.1%
 9   Overstock.com     17,192,765     5.0%
10   JCPenney          16,331,132     4.8%
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出典:Nielsen Online(2007年12月)

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