米CBSは,同社傘下の音楽ソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)「Last.fm」が米国時間2008年1月23日に開始した無償のオンデマンド音楽配信サービスが大きな関心を集めているとする調査結果を発表した。CBSによると,米国ではオンデマンド・サービスが始まった日,Last.fmで音楽をストリーム再生したユニーク・リスナーが1週間前と比べ85%増加したという。

 また,Last.fmサイトのページ・ビューは前週と比較して45%拡大し,ユニーク・ビジターは同27%増加した。

 オンデマンド・サービス開始の翌日も,ユニーク・リスナーは前週比80%増加。ページ・ビューは同60%伸び,ユニーク・ビジターは同31%増えた。

 Last.fmが米国,英国,ドイツで開始した広告付きオンデマンド音楽配信サービスでは,大手音楽レーベル4社のほか,15万のインディーズやアーティストの楽曲をライブラリに持つ。また,レコード会社と契約していないアーティストがLast.fmにオリジナル楽曲をアップロードすると,再生されるたびに報酬を受け取れる「Artist Royalty」プログラムも提供する。

 Last.fmの同サービスは,今後数カ月にわたって,他の国にも拡大する計画である。

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