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「PLC」は認知度高いが利用度最低,「ERP」は「全社運用」「一部運用」とも16〜17%の高率
出典:日経マーケット・アクセスINDEX:企業情報システム 2007年12月調査
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
日経マーケット・アクセスでは,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,最新あるいは注目のIT関連キーワードを毎月三つずつ挙げて,その認知度,業務への影響と利用の状況について聞いている。2007年12月の調査は,「PLC(高速電力線通信:Power Line Communication)」,「UISS(情報システムユーザースキル標準)」,「ERP(統合業務パッケージ)」を取り上げた。 LANケーブルの代わりに電力配線を使って通信する「PLC」は,企業の情報システムでも,ホテルや製造業の工場など,無線LANのアクセスポイントが設置しにくかったり電波ノイズが強い環境での導入事例が出ている。しかし今回の調査ではPLCについて,企業情報システムの担当者の認知度は高いものの,導入/利用面ではまだ関心が低いという結果が示された。 認知度の点では約55%の回答者が「ある程度理解している」としており,「日本版SOX法」(2006年9月調査),「生体認証」(2006年12月調査),「Windows Vista」(2006年11月調査)に次ぐ4番目の高さ。認知度スコアでもこの3語や後述の「ERP」,前回2007年11月調査での「シングル・サインオン(SSO)」に次ぐ高いスコアをマークしている。 ところが応用/利用状況についての設問では,90.8%の回答者が,導入計画すら「具体化していない」とした。認知度の設問で「聞いたことがない」とした回答者を除外して聞いている応用/利用状況の集計で,9割を上回る回答者が「具体化していない」としたのは,この調査で「PLC」が初めてだ。 IT技術者のスキルを職種や専門分野ごとに明確化・体系化する指標として,2007年9月のこの調査で「ITスキル標準(ITSS)」を取り上げたところ,「自分の業務と関わりがある」とした回答者が約35%,「全社的に運用」「一部の部門,業務で運用」とした回答者も合計で約20%と,業務への影響度や利用状況の設問で高いスコアが示された。 そこで今回の調査では,企業の情報システム担当者にとってはITSS以上に身近な指標となるはずの「UISS(情報システムユーザースキル標準)」についての認知や影響度,利用状況を聞いてみた。結果は,ITSSが約5年の歴史を持つのに対し,UISSは経済産業省が2007年6月に策定したばかりのためか,認知度の低さが露呈。「聞いたことがない」とした回答者が60.8%という高率だった。 ただし残りの約4割の回答者はその重要性を認知しているようで,自分の業務と「将来関わる可能性がある」という回答が58.1%。応用/利用状況は「全社的に運用」「一部で運用」「一部で試験運用」がいずれも2%〜3%程度で,前述の「PLC」と同様の低スコアだった。 「ERP(統合業務パッケージ)」はユーザー企業の情報システム担当者にはさすがに周知のキーワードで,「聞いたことがない」という回答者はわずか7%弱。当然認知度スコアは「Windows Vista」を上回り「日本版SOX法」,「生体認証」に次ぐ過去3番目の高さだった。 応用/利用状況スコアも2007年7月調査の「SLA」,2006年10月調査の「KM(ナレッジ・マネジメント)」に次ぐ過去3位。特に「全社的に運用」が15.6%で,2007年9月調査での「マスター統合/コード統一」(13.8%)を抜き調査開始以来の最高値。「一部で運用」の比率も16.9%と高く,「全社的に運用」「一部で運用」の合計比率(32.5%)も調査開始以来の最高値だった ■調査概要
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