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IT投資インデックス>ベンダー/SIの満足度

日経マーケット・アクセス

ソフト満足度はオラクルとサイボウズが連続高評価,SAPとマイクロソフトの改善目立つ

2007/12/17
千田 淳=日経マーケット・アクセス
出典:日経マーケット・アクセスINDEX:企業情報システム 2007年11月調査  
(記事は執筆時の情報に基づいており、現在では異なる場合があります)
調査内容 主要ベンダーへの満足度(ソフト)
調査時期 2007年11月中旬〜下旬
調査対象 ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者
有効回答 2268件(915件)
( )内は情報システム担当者の有効回答数

 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,国内の主な情報通信製品/サービス・ベンダーへの満足度を聞いたところ,「ソフト製品」では「価格」でサイボウズ(73.8%),「性能・機能」はジャストシステム(61.3%),「サポート・サービス」はトレンドマイクロ(49.3%)がトップの満足率を獲得した。ソフト3項目の満足度の単純平均トップ5はジャストシステム(58.7%),サイボウズ(58.4%),トレンドマイクロ(54.7%),ピー・シー・エー(54.7%),シマンテック(53.6%)だった。

 評価項目別に見ると,「価格」満足度ではサイボウズに次ぐ2位がジャストシステム(73.3%)。3位はマカフィー(65.1%,43票),4位ピー・シー・エー(61.9%,42票),5位シマンテック(61.3%)。前回2007年5月調査に続いて価格満足度のトップに立ったサイボウズを筆頭に,国産のパッケージ・ベンダーが価格満足度の上位5社中3社を占めたことになる。ただしジャストシステムの価格満足度評価は回答数30票で,参考値落ちギリギリ(前回のジャストシステムは価格満足度評価が21票で参考値落ち)だった。

 「性能・機能」満足度はジャストシステムに次ぐ2位が日本オラクル(61.0%)。以下サイボウズ(60.5%),トレンドマイクロ(57.3%),シマンテック(56.9%)のトップ5。前回トップのオラクルが,今回も上位につけた。

 「ソフト製品」の「サポート・サービス」満足度は,トレンドマイクロに次ぐ2位がピー・シー・エー(47.5%)。以下オービックビジネスコンサルタント(46.1%),シマンテック(42.7%),マカフィー(42.5%)。小規模企業向け会計パッケージ2社,セキュリティ対策ソフト3社が上位5社を分け合った。

ハード満足度上位組のキヤノン,HP,リコーがソフトでは下位に沈む

 ちなみに,前回調査ではマイクロソフトとSAPジャパンが3項目とも最下位争いに沈んでいたが,今回は両社とも中位グループに浮上。マイクロソフトは3項目の平均で,有効回答数30以上の評価対象企業25社の3項目平均点(40.7%)を上回る42.3%を獲得した。「性能・機能」満足度の9位(49.7%),「サポート・サービス」満足度の10位(34.1%)が効いている。SAPジャパンも3項目の平均は39.2%で25社平均を下回ったものの,「サポート・サービス」満足度で11位(32.1%)に上がってきた。前回調査ではマイクロソフトとSAPジャパンのすぐ上で下位集団を構成していた富士通,NEC,日立,IBMも,今回は中位グループに上がっている。

 逆に,前回2007年5月調査では3項目の平均スコアで4位に食い込んでいた日本ヒューレット・パッカード(HP)が,今回は3項目平均で25社中の下から4番目(30.3%)に陥落。特に「性能・機能」満足度で25社中23位(25.0%),「サポート・サービス」でも20位(25.4%)に低迷したのが響いている。

 そのほか,12月14日付けの記事で紹介した「ハード製品の満足度」の3項目平均スコア上位を占めた5社のうち,5位のHPと同じく1位のキヤノンと3位のリコーも,ソフト満足度では苦戦(2位デルはソフト満足度の評価対象外,4位セイコーエプソンは有効回答数不足で参考値)。キヤノンは「価格」で25社中24位(31.8%)。リコーは「価格」と「性能・機能」がともに22位(順に35.1%,25.5%),「サポート・サービス」では25社中25位(14.5%)に沈んでいる。

■調査概要
 日経マーケット・アクセスが,ITpro Researchモニターに登録している企業情報システム担当者を対象に,主要ベンダーに対する満足度を聞いた。
 今回の「ソフト製品」に対する満足度評価は,「価格」,「性能・機能」,「サポート・サービス」の3項目とも有効回答数が30以上に達した対象企業が25社(2007年5月調査では17社),このうち3項目とも回答数100以上が9社(2007年5月調査でも9社)だった。図示していないが,サン・マイクロシステムズも3項目とも回答数100以上(満足率は価格41.5%,性能・機能37.6%,サポート・サービス27.1%)だった。なお,今回の調査で3項目とも回答数30以上を得ていたが,当該ベンダーの製品・サービスの領域から見て,以下の各社(順不同)は「ソフト製品」の満足度評価の対象から除外した。NTT東日本/NTT西日本,デル,レノボ・ジャパン,NTTコミュニケーションズ,NTTドコモ,KDDI。
 日本オラクルはシーベル,ピープルソフト,JDエドワーズ,Retekなどを,EMCジャパンはVMware,ドキュメンタム,RSAセキュリティを,日本IBMはチボリ,ラショナル,ロータス,Informix,Red Brickなどを含めて評価するよう求めた。また,リコーは前回調査時点では「システム・インテグレータ」に分類していたため,「ベンダー」としての満足度評価には今回調査が初登場である。
 今回の調査ではまず「評価対象のベンダーを利用しているか」の設問を提示。そのうち「利用している」とした回答者数(有効回答数)を,そのベンダーのその評価項目についての100%とし,その評価項目に「満足」とした回答者の比率(%)を「満足率」とした。「価格」満足度は評価対象ベンダーと直接契約して利用している回答者,「性能・機能」と「サポート・サービス」満足度は評価対象ベンダーの製品・サービスを直接または間接的な形で利用している回答者からの回答だけを有効とした。なお,2007年5月調査で指標とした「満足度INDEX」は,選択式回答の「大変満足」を100,「やや満足」を66.7,「やや不満」を33.3,「大変不満」を0にスコア換算して平均したものである。
 調査実施時期は2007年11月中旬〜下旬,調査全体の有効回答は2268件,「所属する企業・組織で自社の情報システムにかかわる業務(企画立案・設計・開発・運用・予算承認など)を担当している」とした実質的な有効回答は915件。

図●情報システム関連ベンダーのソフト製品への満足度(回答数上位5社)

図●情報システム関連ベンダーのソフト製品への満足度(その他の主要5社)


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