米Burst Mediaは米国時間12月5日,18歳以上の成人によるインターネットの利用状況についての調査結果を発表した。それによると,インターネット利用者の35.5%は1日当たり3時間以上インターネットを使っている。インターネット利用時間のうち,平均して1時間当たり15分は職場からアクセスしていることが明らかになった。

 調査は,2007年11月に18歳以上の1万1510人を対象にオンラインで実施した。

 回答者の5分の1は,インターネットにアクセスする主な場所として職場を挙げている。性別でみると,この割合は男性の方が高い(男性32.8%に対し女性は28.4%)。回答者は,仕事に関係ない内容のネット・サーフィンをすることがしばしばあり,勤務中のインターネット利用時間の26.2%は個人的な目的でアクセスしていることが分かった。

 性別で見ると,職場から個人的な目的でインターネットを使う時間の割合は男性の方が高い(男性28.0%に対し女性は24.2%)。年齢別では,18~24歳のグループが勤務時間中のインターネット利用時間の34.4%を個人的な理由で使っていることも分かった。

 職場で個人目的のネット・サーフィンをする利用する理由として,33.8%は「新しい情報を知りたいから」と回答。20.5%は「暇つぶし」,18.5%が「友達や家族と連絡を取り合うため」と答えている。「自宅よりもWeb接続が速い」や「オンライン・サービスを使いやすい時間」など,利便性を挙げる回答者もいた。

 回答者の51.2%は,「仕事中にオンライン・ショップで買い物をしたことがある」と答えている。この割合は,男性の方が高い(男性56.4%に対し女性は45.5%)。回答者の半数以上は,職場から電子メールやインスタント・メッセージを使って友人と家族にメッセージを送っているという。ニュースをチェックしている回答者も48.6%と多かった。

 「勤務時間に個人目的でインターネットを利用することに罪悪感がある」とする回答者は28.5%にとどまった。性別で見ると,この割合は女性のほうが高かった(女性31.7%に対し男性は25.6%)。インターネットの利用状況を雇用主が監視している可能性を心配する回答者も30.5%にとどまった。

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