米Chase Paymentech Solutionsは米国時間12月4日,2007年ホリデー・シーズンにおけるオンライン・ショップの取引などを調査した結果を発表した。それによると,感謝祭(11月の第4木曜日)の週末以降,調査対象となったオンライン・ショップの取引件数と売上高の両方が伸びていることが分かった。

 調査は,米Internet Retailer誌が選ぶ小売りWebサイトのトップ30に入った10サイトの売り上げや取引の結果をまとめたもの。2007年のホリデー向けショッピング・シーズンに入って2週間経っていないが,対象となったオンライン・ショップの売上高は,前年の総売上高を30%上回っているという。

 感謝祭翌日の金曜日(ブラック・フライデー)のショッピングは,実店舗の小売活動が注目されるが,オンライン・ショップでの動きも活発になった。感謝祭後の週末の売上高は,2006年と比べて38%増加している。感謝祭の週末明けの月曜日(サイバー・マンデー)は,対象となったオンライン・ショップにおける売上高が1日で1億480万ドルに達した。

 米Forrester Researchの主席アナリストを務めるSucharita Mulpuru氏は,「売り上げの伸びは,小売店による積極的なプロモーション活動も要因のひとつだが,消費者がショッピング全体を通じて感じる快適度がけん引していると考えられる」と指摘している。

 2006年の調査結果を参考にした場合,クリスマスに間に合うように12月18~20日にかけて駆け込みショッピングの増加が見込まれるという。

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