地上デジタル放送受信機の2007年の出荷台数が,10月に昨年1年間の実績を超えた。電子情報技術産業協会(JEITA)が11月26日に発表した10月の国内出荷実績によると,1~10月の出荷台数は939万7000台であり,昨年1年間の出荷台数を47万2000台上回った。製品別の内訳はデジタルテレビ受像機が585万2000台(液晶テレビが515万1000台,プラズマテレビが70万台,ブラウン管テレビがゼロ),DVDレコーダーなどのデジタルレコーダーが197万4000台,ケーブルテレビ(CATV)用STB(セットトップボックス)が109万5000台,外付けチューナーが9万3000台,チューナー内蔵パソコンが38万5000台である。10月までの累積出荷台数は2716万5000台となり,2700万台を突破した。

 一方,地上デジタル放送受信機の10月の出荷台数は109万1000台だった。製品別の内訳は,デジタルテレビ受像機が前年同期に比べて34.9%増加の67万9000台(液晶テレビが同38.5%増加の58万8000台,プラズマテレビが同15.6%増加の9万1000台,ブラウン管テレビがゼロ),デジタルレコーダーが同31.8%増加の23万6000台,CATV用STBが同27.4%増加の13万4000台,外付けチューナーが同21.4%増加の1万2000台である。チューナー内蔵パソコンも,2万9000台出荷された。