米comScoreは米国時間11月25日,米国におけるホリデー・シーズンのオンライン販売に関する調査結果を発表した。それによると,2007年11月1日~23日までのオンライン売上高は,前年同期間と比べ17%増の93億6000万ドルだった。

 感謝祭(11月の第4木曜日)とその翌日にあたる“ブラック・フライデー”のオンライン販売も好調で,それぞれ2億7200万ドル(前年比29%増)と5億3100万ドル(同22%増)を売り上げた。

 11月1日~23日のオンライン販売をカテゴリ別にみると,前年同期間と比べ最大の伸びを見せたのは「ビデオ・ゲーム/ゲーム機/付属品」(134%増)だった。任天堂のゲーム機「Nintendo Wii」,ソニーのゲーム機「PlayStation 3」,Microsoftのゲーム・ソフト「Halo 3」の好調に支えられた。

 これに続いたのは,「家具/機器/装置」(前年比36%増),「家電製品」(同21%増),「スポーツ/フィットネス」(同20%増),「衣料/アクセサリ」(同17%増)だった。一方,安全性への懸念が高まった「玩具」は9%増にとどまった。

 comScoreは,ホリデー・シーズン中(11~12月)の売上高が前年同期間と比べ20%増の295億ドルにのぼるとみる。また,サイバー・マンデー(感謝祭連休明けの月曜日)の売上高は過去最高の7億ドル超に達すると推算している。

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