英Sophosは,企業電子メールのセキュリティに関する調査結果を発表した。それによると,企業の70%が電子メールによって機密データが流出することを懸念している。

 職場で電子メールが普及するにつれ,メールの誤送信が増加傾向にあるとSophosは指摘する。「職場から,不都合な内容または機密データを含む電子メールを間違ったあて先に送信したことがある」と回答した社員は50%にのぼった。

 このような人為的ミスによって,企業は評判を落とすだけでなく,法令遵守違反や機密情報の漏えいにつながる危険性がある。また,顧客リスト,技術情報,財務表などのデータを含む電子メールが悪意のある人物の手に渡れば,企業は莫大な経済的損失を被ることになる。

 同社は機密情報漏えいの防止策として,機密情報を含む電子メールが暗号化されていることを確認する機能を備えたセキュリティ・ソリューションの導入のほか,電子メール使用方法に関する社員教育が必要だとしている。

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