米Time Warner傘下のAOLは米国時間11月15日,米Associated Press(AP)と共同で実施したインスタント・メッセージング(IM)の利用状況に関する調査結果を発表した。それによると,携帯電話でのIM利用が増えており,IMユーザー全体では25%,13~18歳の10代ユーザーに限ると32%が携帯電話機でIMを使っていた。また「メールよりもIMをよく使う」と答えた人は,10代で70%,19歳以上の成人で24%だった。

 家庭内や外出中だけでなく,職場でも27%の人がIMを利用している。職場IMユーザーは,半数が「IMによって仕事の生産性が向上する」と考えている。

 10代のIMユーザーに利用目的を尋ねたところ,55%が「宿題の手助けを求めるため」に使っていた。「デートの申し込み」に使った人は22%で,43%は「面と向かって話しにくいことをIMで送る」と答えた。直接伝えにくい話題をIMで送る人は,女性で半数近いのに対し,男性は3分の1強だった。

 IMユーザーは,年代と関係なくIM利用中に並行してほかの活動をする人が多い。最も多い活動の種類は,8割が「メール確認」と答えた。2番目に多かったのは,成人ユーザーが「オンライン検索」(49%),10代ユーザーが「オンラインで宿題の確認」(57%)だった。

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