電子情報技術産業協会(JEITA)は2007年10月11日,移動電話機(携帯電話機とPHS電話機)の8月の国内出荷実績を発表した。それによると,携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」対応機の出荷台数は146万7000台となり,前年同期に比べて513.2%の大幅な増加を記録した。ワンセグ搭載率(携帯電話機全体の出荷台数に占めるワンセグ対応機の比率)は36.7%である。

 8月の総出荷台数は421万4000台と前年同期に比べて39.1%増えたが,3カ月連続で500万台を超えることはできなかった。出荷実績の内訳をみると,携帯電話機の出荷台数は前年同期に比べて38.8%増加の399万7000台だった。前年実績を上回ったのは4カ月連続である。

 携帯電話機のうち第3世代移動通信(3G)以上のサービスに対応した端末の出荷台数は,前年同期に比べて50.7%増加の398万台となり,3G比率(携帯電話機全体の出荷台数に占める3G対応機の比率)は約99.5%である。ワンセグ対応機の新モデルの投入などが追い風となった。