独立系コンピュータ性能調査会社の米Neal Nelson&Associatesが米国時間8月30日,AMD Opteron/Intel Xeonプロセサ搭載サーバーのエネルギ効率に関する調査結果を発表した。それによると,Opteronサーバーが57種類の試験のうち36種類でXeonサーバーを上回る結果を出したという。

 試験は,同等の構成でOpteronサーバーとXeonサーバーを用意し,搭載するメモリー容量を2G~8Gバイトまで変化させてエネルギ効率を計測した。計測用のシステムには,SUSE Linux Enterprise Server,Apache,MySQLで負荷をかけた。

 両サーバーを比較したところ,一部試験でXeonサーバーの効率が2.4~11.7%高かった以外は,Opteronサーバーが9.2~23.1%上回った。特に負荷をかけていないアイドル時は,Opteronサーバーの方が30.4~53.1%高い効率を示した。

 そのほかの主な調査結果は以下の通り。

・両サーバーとも,メモリー容量が増えるほど処理速度とエネルギ効率が向上する

・メモリー容量が増えるにつれ,エネルギ効率に対するXeonサーバーの優位性が減り,Opteronサーバーが伸びる

・演算負荷が高い場合,ピーク処理速度はXeonサーバーが8.0~14.0%高い

・I/O負荷が高い場合,ピーク処理速度はOpteronサーバーが11.3~19.4%高い

 Neal Nelson&Associatesは,詳細な調査結果をWebサイトで公開している。

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