移動電話機(携帯電話機とPHS電話機)の国内出荷台数が,2007年6月に500万台を突破した。電子情報技術産業協会(JEITA)が8月9日に発表した6月の国内出荷実績によると,総出荷台数は511万5000台となり,前年同期に比べて11%の増加だった。携帯電話機の出荷台数も498万2000台となり,前年同期に比べて11.3%の増加だった。

 携帯電話機のうち第3世代移動通信(3G)サービス対応機(3.5G対応機などを含む)の出荷台数は,前年同期に比べて19%増加の493万1000台だった。3G比率(携帯電話機の総出荷台数に占める3G対応機の出荷台数の比率)は98.9%である。3G対応機において携帯端末向け地上デジタル放送「ワンセグ」対応機やデザイン性に優れた夏モデルが多数投入されたことが,総出荷台数の500万台突破を牽(けん)引した。

 一方,PHS電話機の出荷台数は13万3000台であり,前年同期に比べて0.2%の微増だった。前年同期の実績を上回ったのは2カ月連続である。