米国の非営利調査機関Pew Internet ＆ American Lifeが米国時間7月25日，米国におけるオンライン・ビデオ利用に関する調査結果を発表した。それによると，米国では18歳以上のインターネット・ユーザーの57％がオンラインで動画を視聴あるいはダウンロードしたことがあり，19％は日常的にオンライン・ビデオの視聴あるいはダウンロードを行っているという。
オンライン・ビデオの利用増加には，ブロードバンド環境の普及が影響している。家庭と職場の両方で高速接続が利用できるインターネット・ユーザーでは，74％がオンライン・ビデオを利用していた。また，ソーシャル・ネットワークなど口コミの影響も大きく，オンライン・ビデオ視聴者の57％は自分が見つけたビデオのリンクを他のユーザーと共有すると答え，75％は他のユーザーが送ったリンクを受け取っていた。
オンライン・ビデオをただ視聴するだけでなく，コンテンツを評価したり，積極的にコメントや動画を投稿したりする人はまだまだ少数派だが，こうした活動についてはヤングアダルト（18～29歳）が最も活発だった。動画をアップロードしたことがある人の割合は，インターネット・ユーザー全体では8％であったが，ヤングアダルトに限定すると15％に拡大する。
またビデオのジャンルについても，インターネット・ユーザー全体では「ニュース」（37％）が「コメディや面白いビデオ」（31％）を上回ったが，ヤングアダルトは「ニュース」（43％）より「コメディや面白いビデオ」（56％）を好む。
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