ミシガン大学は米国時間7月2日に,子どものビデオ・ゲーム利用と学習および社会生活の関係について調査した結果を発表した。それによると,ビデオ・ゲームに多くの時間を費やす子どもは,友だちとの交流にも積極的だという。

 ゲームを行う子どもとそうでない子どもでは,親や友だちと過ごす時間は大差ない。また,ゲーム好きの子どもは,週末に友だちとビデオ・ゲームをする時間が長いほど,ゲーム以外の遊びで友だちと活動する時間も長くなる。

 しかし,ゲームを行う子どもはそうでない子どもに比べ,自宅で勉強する時間は34%少なく,読書の時間は30%短い。「ビデオ・ゲームは子どもの社会交流にマイナスの影響を与えないが,学習面ではそうもいかないようだ」(同大学コミュニケーション学科のHope Cummings氏)

 この同調査は,10~19歳の男女1491人を対象にアンケートを実施した。男子がゲームに費やす時間は平日で平均58分,週末で平均1時間37分。女子の場合は平日で平均44分,週末で平均1時間4分だった。

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