ケーブルテレビ(CATV)統括運営会社のジュピターテレコム(JCOM)は2007年6月15日,5月の加入実績を発表した。同社が運営するCATV局(23社・41局)の5月末時点の加入世帯数は,前年同月と比べて47万7000件(21.6%)増加の268万1600件となった。これは,多チャンネル放送とインターネット接続,電話の三つのサービスのうちいずれか一つを利用している加入世帯の総数である。既存エリアの新規加入世帯の獲得や系列局の増加がプラス要因となった。

 加入世帯数をサービス別にみると,多チャンネル放送が221万7700件(前年同期に比べて20.7%の増加),インターネット接続が119万100件(同23.9%の増加),電話が125万3500件(同20.3%の増加)だった。なお多チャンネル放送サービスのうちデジタル放送サービスの加入世帯数は127万6900件で,デジタル化率は約57.5%となった。