米IDCは米国時間5月31日,世界のオープンソース・ソフトウエア(OSS)市場に関する調査結果を発表した。それによると,2006年の売上高は18億ドルだった。同市場は年平均成長率26%で拡大し,2011年には58億ドル規模に達すると見込む。

 特に商用分野で進むが,導入率の伸びほど売上高は増えないと指摘する。この点について,IDCのOSSビジネス・モデル調査プログラム担当ディレクタであるMatt Lawton氏は「OSSディストリビュータの多くは無償でOSSを提供している。有償ディストリビュータは前払い制のライセンス料を課すよりも,従量制課金制を採用するところの方が多い」と説明する。

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