電子情報技術産業協会(JEITA)は2007年5月28日,地上デジタル放送受信機の4月の国内出荷実績を発表した。総出荷台数は98万台であり,製品別の内訳をみるとデジタルテレビ受像機は前年同期に比べて69.6%増加の60万7000台(液晶テレビが同76.2%増加の51万8000台,プラズマテレビが同45.5%増加の8万9000台,ブラウン管テレビがゼロ),DVDレコーダーなどのデジタルレコーダーが同71.1%増加の22万9000台,外付けチューナーが同38.3%増加の7000台,ケーブルテレビ(CATV)用STB(セットトップボックス)が同17.1%減少の9万3000台だった。

 また,4月から新たに統計に加わったチューナー内蔵パソコンの出荷台数は4万4000台である。この数字を総出荷台数から差し引くと93万6000台であり,前年同期に比べて53.7%の増加だった。地上デジタル放送が全国展開された2006年12月以降,同受信機は好調な出荷を維持している。