インターネット広告の標準化団体であるInteractive Advertising Bureau(IAB)と米PricewaterhouseCoopers(PwC)は3月7日,2006年の米ネット広告市場に関する調査結果を発表した。それによると,第4四半期の売上高は推計約48億ドルで,同年前期に比べて15%増,前年同期に比べて32%増加した。四半期の売上高として過去最大という。

 通年で見ても,2006年におけるネット広告の総売上高は過去最高の168億ドルに達する見込みで,これまでの最高記録だった2005年の125億ドルに対して34%増になりそうだ。

 IABの社長兼CEOのRandall Rothenberg氏は,「ネット広告はマーケティング担当者の間で,消費者への訴求,ブランドの確立,商品やサービスの販売で最も効果的なインタラクティブ広告であるとの認識が高まっている」と述べた。

 この調査は,ネット広告を手がける上位15社を対象にPwCが実施した。

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