構文
<div>
:
<script>
:
</script>
:
</div>
説明文
<script>タグは,HTML内にJavaScriptやVBScriptなどといったスクリプト言語を記載する際に利用する。<script>タグのtype属性に記述するスクリプト言語の種類をMIMEタイプで指定する。また,type属性の他にlanguage属性を用いて言語の指定を行えるが,HTML 4 Strictではlanguage属性は非推奨となっている。
また,HTML内にスクリプトを直接記載する場合は,Webブラウザのレンダリング・エンジンがHTML文書として扱わないよう,スクリプト本体を「<!--」,「// -->」で囲んでコメントアウトしておく。
サンプル
HTMLソース
<script language="text/JavaScript">
<!--
NowTime = new Date();
document.write( "現在は、" + NowTime.getHours() + "時です。" );
// -->
</script>
ブラウザ表示例
対応状況
HTML | IE | Firefox | Opera | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 strict | 4 Transitional | 5 | 6 | 7 | 2 | 3 | 8 | 9 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
要素,タグ
タグ要素 | インライン要素 |
---|---|
包括可能要素 | インライン要素 |
タグ記述条件 | 開始タグ:必須 終了タグ:必須 |
属性
よく利用する属性
属性 | 意味 | 対応 | ||
---|---|---|---|---|
HTML 4s | HTML 4t | その他 | ||
src=スクリプトのURL | 実行するスクリプトのコードの場所をURLで指定する | ○ | ○ | |
type=MIMEタイプ | 記述に利用しているスクリプトの形式をMIMEタイプを指定する。例えば,JavaScriptを利用している場合は「text/javascript」,VBScriptを利用している場合は「text/vbscript」と指定する | ○ | ○ |
その他の属性
属性 | 意味 | 対応 | ||
---|---|---|---|---|
HTML 4s | HTML 4t | その他 | ||
charset=文字セット | スクリプトの記述に利用している文字セットを指定する。例えば,ユニコードを利用している場合は「UTF-8」などと指定する | ○ | ○ | |
defer | スクリプト内にWebブラウザ上に表示する記述がない場合,deferを指定することでWebブラウザの表示速度を高速化可能 | ○ | ○ | |
language=言語 | 実行するスクリプトに記述した,スクリプト言語およびバージョンを指定する。例えば,「JavaScript1.3」と指定すれば,JavaScriptのバージョン1.3に準拠して記述していることを表す | × | ○ |
■ 外部スクリプトファイル
スクリプトを記述することでHTMLのソースが煩雑になってしまう場合や,スクリプトを複数のWebページで利用したい場合は,スクリプトを別ファイルとして保存し必要に応じてWebページから読み込むことが可能だ。スクリプトの記述したファイルを読み込む場合は,src属性にスクリプト・ファイルを指定すればよい。
例えば,以下のようなスクリプトをtime.jsとして保存しておいたとします。
nt = new Date();
document.write( nt.getHours() + "時" + nt.getMinutes() + "分" +
nt.getSeconds() + "秒" );
HTMLでtime.jsの実行結果を貼り付けたい場所に<script>タグで先ほどのスクリプト・ファイルを指定します。
<p>現在の時刻は,<script type="text/javascript" src="time.js"></script>
です。</p>