構文

<head>
  :
  <meta>
  :
</head>

説明文

 <meta>タグは,Webページに関連する情報を記載するのに利用する。Webコンテンツを閲覧したWebブラウザや検索エンジンなどに情報を与えることができ,この情報を元にしてそれぞれのアプリケーションを制御することが可能となる。例えば,検索エンジンにキーワードを与えるなど行える。

 また,「http-equiv」属性を利用することで,HTTPのヘッダと同様な機能をWebページで指定することが可能となる。

 <meta>タグは,<head>と</head>の間に記述する。

サンプル

HTMLソース

<head>
  <title>トップページ</title>
  <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; 
  charset=Shift_JIS">
  <meta name="Author" content="Nikkei Linux">
  <meta name="robots" content="noindex,nofollow">
  <meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css">
  <meta http-equiv="Content-Script-Type" 
  content="text/javascript">
</head>

対応状況

HTML IE Firefox Opera
4 strict 4 Transitional 5 6 7 2 3 8 9

要素,タグ

タグ要素 ヘッダ要素
包括可能要素 無し
タグ記述条件 開始タグ:必須 終了タグ:無し

属性

よく利用する属性

属性 意味 対応
HTML 4s HTML 4t その他
content=値 設定する値を指定する。この属性は必ず指定する必要がある  
name=名前 設定対象となる名称を指定する。詳しくは後述する「Webページに関する情報の設定」を参照  
http-equiv=HTTPヘッダ 設定対象となるHTTPヘッダを指定する。詳しくは後述する「HTTPヘッダを対象とした設定」を参照  
scheme=補足情報 nameやcontent属性の補足情報を記述する  

その他の属性

属性 意味 対応
HTML 4s HTML 4t その他
dir=方向 タグ内の文字の表示方向。「ltr」を指定すると文字を左から右に,rtlを指定すると「右から左」に表示する。しかし,多くのWebブラウザでは,文字コードを自動判別し,自動的に表示方向を決定している。そのため,日本語を「rtl」と指定しても実際には左から右に表示される。強制的に並び替えを行いたい場合は<bdo>タグを利用する  
lang=言語 タグ内に記述した言語。例えば,日本語の場合は「ja」,英語の場合は「en」を指定する  

HTTPヘッダを対象とした設定

 <meta>タグの「http-equiv」属性では,HTTPヘッダに同属性に指定した項目について「content」属性に指定した値を追記できる。例えば,Webページで利用している文字コードの設定やコンテンツのタイプ,言語などを指定できる。通常,HTTPヘッダはWebサーバがファイルや状況に応じて自動的に付加するが,<meta>タグを利用することで,コンテンツ作成者が明示的にHTTPヘッダ指定できる。

 <meta>タグで設定できるHTTPヘッダとして主に以下の項目が利用できる。

http-equiv属性意味content属性の設定例
Accept-Charset受付文字コードUTF-8
Accept-Language受付言語ja, en, de
Author作者Masaaki Yoneda
Content-TypeMIMEのコンテントを設定する。例えば,文字コードの設定などが可能text/html; charset=UTF-8
Content-Languageコンテンツに記述されている言語ja
Content-Script-Type標準で利用するスクリプト言語text/JavaScript
Content-Style-Type標準で利用するスタイル・シートの方式text/css
Copyright著作権情報(c) 2009 NikkeiBP
CreatorWebページ作成者Masaaki Yoneda
Date作成日時Mon, 14 Dec 2009 18:00:00 GMT
DescriptionWebページの説明文Nikkei Linux promptly introduces information on Linux.
ExpiresWebページの有効期限を指定する。有効期限が切れるとWebサーバから再度読み込むFri, 1 Jan 2010 12:00:00 GMT
KeywordsWebページに関連するキーワード。主に検索エンジンが収集に利用するLinux, Distribution, Freesoft
Last-Modigied最終更新日時Fri, 1 Jan 2010 12:00:00 GMT
pragmaキャッシュの制御を行う。no-cacheを指定するWebページをキャッシュに保存しないno-cache
Refreshコンテンツの自動転送。初めに自動転送を行うまでの時間を秒単位で指定する。次に,転送先を指定する10;url=http://linux.nikkeibp.co.jp/
Reply-Toメールの返送先を指定するyoneda@xxxxxx.jp

Webページに関する情報の設定

 HTTPヘッダには挿入せず,Webページに関する情報を記述する場合には「name」属性を利用することで設定できる。例えば,検索ロボットの制御やWebページの内容の設定などが行える。競っていないようについては「content」属性に記述する。

 <meta>タグで設定できるWebページの情報として主に以下の項目が利用できる。

name属性意味content属性の設定例
robots検索エンジンの制御を行う。「index」を指定するとこのWebページを検索エンジンに登録する。「noindex」で登録の対象外とする。「follow」を指定すると,リンク先をについても巡回対象とする。「nofollow」 で巡回対象から外す。ただし,すべての検索エンジンが制御できるわけではないindex, nofollow
keywordsWebページに関連するキーワードを指定する。キーワードはカンマで区切りながら列挙するLinux, ディストリビューション, フリーソフト
descriptionWebページの説明文を指定する日経Linuxでは,Linuxに関する情報をいち早く紹介します。
authorコンテンツ作成者の名前を指定する米田 正明
copyright著作権情報を指定する(c) 2009 日経BP社
dateコンテンツ作成日を指定する2009-12-24T19:11:36+00.00

関連項目