構文

<listing></listing>

説明文

 <listing>タグは,<listing>~</listing>内に記述した内容をそのままWebページとして表示する。<pre>タグ同様,自動改行が行われない,テキストに従って改行が行われる,半角スペースをそのまま表示するなどといったように表示が行われる。しかし,タグが無効となるため「<」「>」などの特殊文字はそのまま記載できる。

 HTML 4以降では,<listing>タグを非推奨タグとしている。そのため,文字列をそのまま表示したい場合などは<pre>タグを利用する。

サンプル

HTMLソース

<listing>
package main

import fmt "fmt"

func main() {
    fmt.Printf("Goでプログラミング\n");
}
</listing>

ブラウザ表示例

package main import fmt "fmt" func main() { fmt.Printf("Goでプログラミング\n"); }


対応状況

HTML IE Firefox Opera
4 strict 4 Transitional 5 6 7 2 3 8 9
× × ×

要素,タグ

タグ要素 ブロック要素
包括可能要素 文字列
タグ記述条件 開始タグ:必須 終了タグ:必須

属性

属性 意味 対応
HTML 4s HTML 4t その他
class=クラス名 このタグのクラス名。CSSでスタイルを指定する場合などに利用される × × IE,Fox
dir=方向 タグ内の文字の表示方向。「ltr」を指定すると文字を左から右に,rtlを指定すると「右から左」に表示する。しかし,多くのWebブラウザでは,文字コードを自動判別し,自動的に表示方向を決定している。そのため,日本語を「rtl」と指定しても実際には左から右に表示される。強制的に並び替えを行いたい場合は<bdo>タグを利用する × × IE,Fox
id=ID タグのID。ダイナミックHTMLでタグを操作する場合や,Java Scriptでのタグの制御,個別にスタイルを指定する場合などに利用する × × IE,Fox
lang=言語 タグ内に記述した言語。例えば,日本語の場合は「ja」,英語の場合は「en」を指定する × × IE,Fox
style=スタイル タグのスタイル。スタイルの指定方法については「CSSの基本 (2) CSSの記述位置」を参照 × × IE,Fox
title=タイトル タグのタイトル。一般的にタグの補足情報を記述する。一般的なWebブラウザでは,タグ上にマウス・ポインタを乗せるとツール・チップにtitle属性に指定した内容を表示する × × IE,Fox

関連項目