構文

<div>
    :
  <iframe>
    :
</div>

説明文

 <iframe>タグは,Webページの本文内に別HTML文書を表示できる。HTML文書は<iframe>タグを記述した場所に表示される。表示するHTML文書は「src」属性にURLを指定すればよい。

 表示するHTMLは「width」と「hight」属性で表示サイズを指定できる。また,もしHTMLの表示サイズが指定したサイズよりも大きい場合は,スクロール・バーが表示され,自由に表示位置を変更できる。また,スクロール・バーを表示したくない場合は「scrolling」属性に「no」を指定すればよい。

 <iframe>タグに未対応のWebブラウザではHTML文書を埋め込むことができない。そこで,<iframe>と</iframe>タグに<iframe>未対応Webブラウザ向けのメッセージを記載しておける。

サンプル

HTMLソース

<iframe src="content.html" height="400" width="300">
インライン・フレームに未対応です
</iframe>

対応状況

HTML IE Firefox Opera
4 Frameset 5 6 7 2 3 8 9
×

要素,タグ

タグ要素 フレーム要素
包括可能要素 ブロック要素,インライン要素
タグ記述条件 開始タグ:必須 終了タグ:必須

属性

よく利用する属性

属性 意味 対応
HTML 4f その他
align=配置位置 フレームの配置位置を指定する。「left」で左揃え,「right」で右揃え,「top」で上揃え、「bottom」で下揃え、「middle」で垂直方向に対して中央に表示する  
frameborder=値 フレームの境界線を表示するかを設定する。「0」の場合は非表示,「1」の場合は表示する  
height=高さ フレームの高さを指定する。単位はピクセル。割合で指定する場合は「%」を付ける  
marginheight=幅 フレーム間の縦余白を指定する。単位はピクセル  
marginwidth=幅 フレーム間の横余白を指定する。単位はピクセル  
name=名前 このフレームに名前を付ける。<a>などといったタグで,表示先のフレームを指定する際にname属性の名前を利用する  
scrolling=値 スクロール・バーを表示するかを指定する。「yes」と指定すると常に表示し,「no」と指定すると表示しない。また,「auto」と指定すると,フレーム内に収まりきれない場合にスクロール・バーを表示する  
src=URL フレーム内に表示するコンテンツのURLを指定する  
width=幅 フレームの横幅を指定する。単位はピクセル。割合で指定する場合は「%」を付ける  

その他の属性

属性 意味 対応
HTML 4f その他
allowtransparency=値 フレームを透化するかを設定する。「true」で透化し,「false」で非透化にする × IE
border=幅 フレームの枠線の幅を指定する。単位はピクセル × IE
bordercolor=色 フレームの境界線の色を指定する × IE,Fox
class=クラス名 このタグのクラス名。CSSでスタイルを指定する場合などに利用される  
framespacing=間隔 フレームどうしの間隔を指定する。単位はピクセル × IE
hspace=幅 フレームの縦余白を指定する。単位はピクセル × IE
id=ID タグのID。ダイナミックHTMLでタグを操作する場合や,Java Scriptでのタグの制御,個別にスタイルを指定する場合などに利用する  
longdesc=URL フレームの説明文などの情報が記載されたコンテンツのURLを指定する  
style=スタイル タグのスタイル。スタイルの指定方法については「CSSの基本 (2) CSSの記述位置」を参照  
title=タイトル タグのタイトル。一般的にタグの補足情報を記述する。一般的なWebブラウザでは,タグ上にマウス・ポインタを乗せるとツール・チップにtitle属性に指定した内容を表示する  
vspace=幅 フレームの横余白を指定する。単位はピクセル × IE

関連項目