構文
<h1>・・・</h1>
<h2>・・・</h2>
<h3>・・・</h3>
<h4>・・・</h4>
<h5>・・・</h5>
<h6>・・・</h6>
説明文
文書を記載する際には,章や節などといった見出しを記載する場合がある。HTMLでは各見出しを記述するには<h1>から<h6>タグを利用する。見出しは6段階用意されており,<h1>が最も大きな見出し,次に<h2>,<h3>・・・<h6>となる。例えば,章を<h1>,節を<h2>の見出しとして利用ができる。
<h1>?<h6>タグにはインライン要素のみ包括できる。ブロック要素は包括できないので,注意が必要だ。
サンプル
HTMLソース
<h1 style="text-align:center;font-size:16pt;">第1部 プログラ
ミングの基礎</h1>
<h2 style="font-size:12pt;">(1) 初めに</h2>
<p> パソコンで動作しているアプリケーションは,・・・</p>
<h2 style="font-size:12pt;">(2) 手始めに確認しておくこと</h2>
<p> では,初めに読者のパソコンでプログラミングするための・・・</p>
ブラウザ表示例
第1部 プログラミングの基礎
(1) 初めに
パソコンで動作しているアプリケーションは,・・・
(2) 手始めに確認しておくこと
では,初めに読者のパソコンでプログラミングするための・・・
対応状況
HTML | IE | Firefox | Opera | |||||
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
4 strict | 4 Transitional | 5 | 6 | 7 | 2 | 3 | 8 | 9 |
○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ | ○ |
要素,タグ
タグ要素 | ブロック要素 |
---|---|
包括可能要素 | インライン要素 |
タグ記述条件 | 開始タグ:必須 終了タグ:必須 |
属性
属性 | 意味 | 対応 | ||
---|---|---|---|---|
HTML 4s | HTML 4t | その他 | ||
align=配置位置 | 横方向における内容の配置位置を指定する。「left」で左揃え,「center」で中央揃え,「right」で右揃え,「justify」でセル内に均等になるように配置する | × | ○ | |
class=クラス名 | このタグのクラス名。CSSでスタイルを指定する場合などに利用される | ○ | ○ | |
dir=方向 | タグ内の文字の表示方向。「ltr」を指定すると文字を左から右に,rtlを指定すると「右から左」に表示する。しかし,多くのWebブラウザでは,文字コードを自動判別し,自動的に表示方向を決定している。そのため,日本語を「rtl」と指定しても実際には左から右に表示される。強制的に並び替えを行いたい場合は<bdo>タグを利用する | ○ | ○ | |
id=ID | タグのID。ダイナミックHTMLでタグを操作する場合や,Java Scriptでのタグの制御,個別にスタイルを指定する場合などに利用する | ○ | ○ | |
lang=言語 | タグ内に記述した言語。例えば,日本語の場合は「ja」,英語の場合は「en」を指定する | ○ | ○ | |
style=スタイル | タグのスタイル。スタイルの指定方法については「CSSの基本 (2) CSSの記述位置」を参照 | ○ | ○ | |
title=タイトル | タグのタイトル。一般的にタグの補足情報を記述する。一般的なWebブラウザでは,タグ上にマウス・ポインタを乗せるとツール・チップにtitle属性に指定した内容を表示する | ○ | ○ |
マウスやキーボードの状況変化に関わる属性
属性 | 意味 | 対応 | ||
---|---|---|---|---|
HTML 4s | HTML 4t | その他 | ||
onclick=スクリプト | このタグに対応する表示結果にマウスの左ボタンをクリックした場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
ondblclick=スクリプト | このタグに対応する表示結果にマウスの左ボタンをダブル・クリックした場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onmousedown=スクリプト | このタグに対応する表示結果にマウスのボタンで押下した場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onmouseup=スクリプト | このタグに対応する表示結果にマウスのボタンを離した場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onmouseover=スクリプト | このタグに対応する表示結果にマウス・ポインタが乗った場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onmousemove=スクリプト | このタグに対応する表示結果上でマウス・ポインタが動いた場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onmouseout=スクリプト | このタグに対応する表示結果にマウス・ポインタが外れた場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onkeypress=スクリプト | このタグに対応する表示結果にフォーカスした状態で,キーボードのキーを押下して離した場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onkeydown=スクリプト | このタグに対応する表示結果にフォーカスした状態で,キーボードのキーを押下した場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ | |
onkeyup=スクリプト | このタグに対応する表示結果にフォーカスした状態で,キーボードのキーから離した場合に,指定したスクリプトを実行する | ○ | ○ |
見出しのデザインを指定する
各見出しを太字にするフォントを大きくするなどといったデザインを指定する場合はスタイル・シートを利用します。例えば,<h1>タグのフォント・サイズを16ptにする場合は以下のように指定する。
<h1 style="font-size:16pt;">はじめに</h1>
また,ヘッダ部分や別のスタイル・シートの設定ファイルに見出しタグのデザインの設定をすることで,Webページ内全ての見出しタグのデザインを指定することができます。例えば,ヘッダ部分を利用して見出しのデザインを指定する場合は以下のように記載する。
<style type="text/css">
<!--
h1 { font-size: 18pt; }
h2 { font-size: 16pt; }
h3 { font-size: 12pt; }
-->
</style>