構文

<frameset>
  <frame>
    :
  <noframe>・・・</noframe>
</frameset>

説明文

 <frame>タグは,<frameset>タグで分割した各フレームに表示するHTML文書を指定する。表示するHTMLファイルは「src」属性にURLで指定すればよい。

 分割したフレームはフレームの境界線をドラッグすることで大きさを変更することが可能だ。もし,フレームの大きさを固定したい場合は「noresize」属性を指定しておけばよい。また,「frameborder」でフレームの境界線を表示するかを指定できる。「0」を指定した場合は非表示,「1」を指定した場合は表示を表す。

サンプル

HTMLソース

<html>
<head>
    <title>フレームで分割</title>
</head>
<frameset cols="30%,*">
    <frame src="frame1.html">
    <frameset cols="50%,*">
        <frame src="frame2.html">
        <frame src="frame3.html">
    </frameset>
</frameset>
</html>

ブラウザ表示例

対応状況

HTML IE Firefox Opera
4 Frameset 5 6 7 2 3 8 9
×

要素,タグ

タグ要素 フレーム要素
包括可能要素 無し
タグ記述条件 開始タグ:必須 終了タグ:無し

属性

よく利用する属性

属性 意味 対応
HTML 4f その他
src=URL フレーム内に表示するコンテンツのURLを指定する  
frameborder=値 フレームの境界線を表示するかを設定する。「0」の場合は非表示,「1」の場合は表示する  
marginheight=幅 フレーム間の縦余白を指定する。単位はピクセル  
marginwidth=幅 フレーム間の横余白を指定する。単位はピクセル  
noresize フレームの表示サイズの変更を禁止する  
scrolling=値 スクロール・バーを表示するかを指定する。「yes」と指定すると常に表示し,「no」と指定すると表示しない。また,「auto」と指定すると,フレーム内に収まりきれない場合にスクロール・バーを表示する  
name=名前 このフレームに名前を付ける。<a>などといったタグで,表示先のフレームを指定する際にname属性の名前を利用する  

その他の属性

属性 意味 対応
HTML 4f その他
allowtransparency=値 フレームを透化するかを設定する。「true」で透化し,「false」で非透化にする × IE
bordercolor=色 フレームの境界線の色を指定する × IE,Fox
class=クラス名 このタグのクラス名。CSSでスタイルを指定する場合などに利用される  
height=高さ フレームの高さを指定する。単位はピクセル。割合で指定する場合は「%」を付ける × IE
id=ID タグのID。ダイナミックHTMLでタグを操作する場合や,Java Scriptでのタグの制御,個別にスタイルを指定する場合などに利用する  
longdesc=URL フレームの説明文などの情報が記載されたコンテンツのURLを指定する  
style=スタイル タグのスタイル。スタイルの指定方法については「CSSの基本 (2) CSSの記述位置」を参照  
title=タイトル タグのタイトル。一般的にタグの補足情報を記述する。一般的なWebブラウザでは,タグ上にマウス・ポインタを乗せるとツール・チップにtitle属性に指定した内容を表示する  
width=幅 フレームの横幅を指定する。単位はピクセル。割合で指定する場合は「%」を付ける × IE

関連項目