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 ITproの読者のみなさんから特集の企画を公募したい。公募したいのは、私が編集長を務める日経ソリューションビジネスの特集企画である。4月をメドに掲載を予定している。

 この本文の末尾に、企画を書き込めるフォームを用意した。よろしければ残りの記事をお読みのうえ、企画を書き込んでいただきたい。

あえて禁じ手に踏み切る

 企画を考えるのは記者の醍醐味でもあり本業でもある。企画立案を外部に頼る公募は「禁じ手」だと考えてきた。しかし、今回に限り実行することにした。

 これまでにない斬新な特集が作ることができれば、というのが最大の理由だ。2008年末に、「100年に一度の誌面をつくる」と宣言した(関連記事「2009年、100年に一度の誌面を作ります」)。この宣言を実践するための取り組みの一つである。

 取材に訪れた先で雑談する中で、思いもよらない面白い出来事やこれまで気付かなかった動向を知り、最終的に特集などの企画に結びつく。当然と言えば当然だが、こうしたことは珍しくない。

 個人の経験則でいえば、プレスリリースと呼ばれる発表資料を読んで自分の頭の中だけで考えた企画よりも、取材先などの外部からきっかけを得た企画のほうが面白く、読者からの好意的な反響も多いものだ。それなら、ということで公募することにしたのである。

 ほかにも理由がある。インターネットによって時代は大きく変化している。この変化を雑誌作りに何とかして取り込みたい、というのも特集企画の公募を考えた理由の一つだ。

 インターネットを使って情報を収集する。商品やサービスの販売経路として活用する。海外を含めた取引先とビジネスを展開する。これらはいずれもごく普通のことになっている。ネットを使った業務の効率化や新規事業の創出がこれからも進むことは間違いない。

 日経ソリューションビジネスでは、ITを使った提案がビジネスの世界を変えると常日ごろから記事で訴えている。今さら「まず隗より始めよ」でもないが、ネットを使って新しいことに取り組んでみたかったのである。

営業の現実を示す企画が受けてきた

 参考までに2008年に好評だった日経ソリューションビジネスの特集企画を書き記しておきたい。最も読まれたのは「粉飾決算 他人ごとでない不正会計の罠」(12月15日号)。2位以下は「モンスターカスタマー現る」(9月30日号)、「工事進行基準 18の特効薬」(5月15日号)「キーパーソンをつかめ 」(6月30日号)といったところだ。

 編集長としては、「ITソリューションには『夢』がある」(300号記念特集、7月15日号)、「我が失注の真実」(5月30日号)、「顧客満足を制し不況に勝つ 」(12月30日号)「“3ない商談”を乗り切る営業クロージング 」(2月29日号)といった企画も印象に残っている。

 こう振り返ってみると、ソリューションビジネスの営業活動の現実を反映した企画や、的確にその時代のニーズをとらえた企画が、読者には好評だったようだ。

 ちなみに日経ソリューションビジネスには年間の恒例特集企画がいくつかある。これらについても紹介する。

 まずは上場・非上場を含めた主要ソリューションプロバイダの決算データを中心にした「ソリューションプロバイダ業績ランキング」。大手のハード、ソフト、ネットワーク・ベンダーに対するソリューションプロバイダの満足度を尋ねる「パートナー満足度調査」、有力ソリューションプロバイダにとっての人気資格が何かを尋ねる「いる資格、いらない資格」である。

担当記者は早くも意気込む

 実は、今回の公募による特集企画を担当する記者はもう決めている。この記者は、喜んでこの公募特集の担当を受け入れてくれた。

 その記者に、「もし選択式にするなら、どんな企画を挙げるか」と聞いてみた。すると、記者は自分が興味のある企画として、「クラウド時代のSIビジネス」「超上流提案を極める」「ES(従業員満足度)の高め方」の三つを挙げた。

 この中で「クラウド時代のSIビジネス」に類した企画は3カ月前に掲載したばかりだ。残りの企画でいえば、「派遣切り」が話題になる現在、ESの高め方が気になるが、もう少し斬新であってよい気がする。こうしたことを記者にはえん曲に伝えた。

 では、あなたはどのような特集企画を読みたいだろうか。ぜひ、あなたの考えた企画を以下のフォームにご記入ください。公募で選んだ特集に関しては全力で記事化することを、ここに宣言します。申し訳ないですが、企画を決めてから取材を進めて記事を作成する都合上、2月4日(金)を締め切りにさせていただきます。

 ただし、どんな企画でも掲載できるわけではありません。日経ソリューションビジネスは、ソリューションプロバイダの皆さんに向けた雑誌です。何らかの点で、「最適の提案でIT市場を攻略する」というテーマに沿っていることが、誌面に掲載する条件だという点を踏まえてもらえれば幸いです。

 日経BP社はITproのようなオンラインメディアだけでなく、多くの雑誌や書籍を発行しています。もう一つ希望を言わせてもらえるなら、ほかの雑誌や過去の日経ソリューションビジネスで掲載した企画は避けたい、と考えています。 

 最後に一つだけ宣伝を。このリンク先から「日経ソリューションビジネス」の購読を申し込むことができます。よろしければご購読をお願いします。


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