サイオステクノロジーは2014年7月10日、Windows Server 2003のサポート期限が2015年7月15日に迫っている問題への対策として、Windows Server 2003ベースのサーバーをRed Hat Enterprise Linux 7に移行するSIサービス「マイグレーション支援サービス」を開始すると発表した。第一弾として、Active DirectoryをオープンソースのSambaに移行するサービスを提供する。

 マイグレーション支援サービスは、Windows Server 2003をRed Hat Enterprise Linuxに移行するSIサービスである。第一弾として、Windowsネットワークのユーザー権限を管理するActive DirectoryをLinuxとSambaで置き換えるサービスを提供する。第二弾以降としては、データベース管理システム(DBMS)の移行サービスなどを計画している。

 移行のためのツールとして、オープンソースのSamba 4を使う。SambaはCIFSファイルサーバー機能やWindowsネットワークのドメインコントローラー機能などを提供するソフトであり、最新版のSamba 4ではActive Directoryと同等の機能を備えている。このため、Active Directoryを使わなくても、Samba 4を使ってActive Directoryドメインを構成できる。