米Amazon.comのクラウド事業Amazon Web Services(AWS)は現地時間2014年7月10日、企業向けストレージおよびファイル共有サービス「Amazon Zocalo」を発表した。企業はさまざまなタイプのファイルを安全な方法で保存、共有、閲覧、管理することができる。現在、限定プレビュー版を公開しており、英語のみ対応する。

 Amazon Zocaloでは、Windowsパソコン、米Appleの「Mac」や「iPad」、Amazon.comの「Kindle Fire」、Android搭載タブレット端末などから、ドキュメント、スプレッドシート、プレゼンテーション、Webページ、画像、PDF、テキストファイルを手軽にクラウド上に保存し、共有および閲覧できる。閲覧者はドキュメントにコメントを書き残すことも可能。

 既存の「Active Directory」と統合し、共有ルール、認証ログ、コメント要求と収集、保存場所などを一元的に管理できる。また、AWSの仮想デスクトップサービス「Amazon WorkSpaces」と連携する。

 利用料は200Gバイトのストレージで1ユーザー当たり月額5ドル。Amazon WorkSpacesのユーザーは最大50Gバイトを無償で利用でき、月額2ドル払えば上限を200Gバイトに引き上げられる。

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